頬骨セットバックと整鼻術
ご相談の内容をお聞きする
顔全体をちいさく童顔にしたいとの主訴にて来院されました.これまで輪郭に関する治療は,注入系,脂肪吸引をのぞいて受けておられず,また既往歴等に特別なことはありません.お鼻は,他院にて施術を受けられていらっしゃいます.


3DCTを撮影し顔面骨の評価をする
CTスキャンを撮影後,頬骨セットバックとお鼻の手術を同時に行うこととなりました.
手術記録 輪郭と鼻
麻酔方法:全身麻酔(麻酔科専門医による)
手術時間:410分
出血量:39 ml
術後経過:手術終了1時間後から,飲水をはじめる.問題なく摂取.疼痛は自制内で,腫脹も軽微.4時間後,バイタルに問題なく,術後出血も少量のため帰宅可とする.


術後6ヶ月目の検診です
縫合創の治癒,腫脹の消退も問題なく,形態的にもよい結果が得られました.




まとめ
- 頬骨セットバックと鼻の症例の 診断 手術計画 術後経過をまとめました
- CTスキャンによる正確な診断と 専門の医師による手術で リスクは最小限に抑えることができます
- 軟部組織(皮膚,脂肪)のたるみは,かならず生じますが,許容範囲内に収めることは可能です
リスク・副作用
• 腫れ・あおあざ:手術後しばらく強く出ますが,時間とともに落ち着きます.
• 痛み・しびれ:手術した部分やくちびる・あごなどに一時的に出ます.長く残ることもあります.
• きずあと:口の中を切る場合は目立ちにくいですが,外から切る場合はうすい跡が残ることがあります.
• 左右差や形の不満:希望どおりの形にならないことがあります.
• 骨のずれ・変形:けずった部分が時間とともに変化することがあります.
• 感染(ばい菌が入ること):赤み・腫れ・膿が出ることがあり,治療や再手術が必要になる場合があります.
• 出血・血がたまる:まれに大きな血のかたまりができることがあります.
• 口があけにくい・かみにくい:あごの動きに一時的な制限が出ることがあります.
• 神経の障害:下くちびるや頬のしびれ・感覚の変化が長く残ることがあります.
• まれにおこる重い合併症:皮ふや骨の壊死(ただれること),大きな出血,気道がせまくなり呼吸がしにくくなることなど.