無理をさけて個性を生かす自然な鼻中隔延長

    鼻中隔延長で鼻尖形成,ミル肋軟骨で基部盛り手術

    ご相談の内容をお聞きする

    お鼻と輪郭3点の手術で,全体的に小顔の印象にしたい,との主訴でご来院されました.
    今回は,お鼻の修正です.
    (輪郭3点の手術は,すでに施術を受けておられます.詳細はこちらからご覧いただけます)

    ドクターがお顔全体を拝見する

    お顔全体のプロポーションについては,大きな問題はありません.
    鼻を含めて中顔面の突出感が若干ですが,不足している状態です.鼻についてはこれまで鼻翼縮小を受けておられます.

    シミュレーション画像を作成する

    ご本人の希望とCTデータや分析値から,シミュレーション画像を作成します.患者さんと外科医が,仕上がりのイメージを共有することは,手術を成功に導く上でもっとも大切なことです.

    手術計画を立てる

    イメージの共有ができたら,実際の手術の計画を立てます.
    今回は,ハンプはそのまま残し,鼻背のラインはそのままとします.鼻尖は鼻中隔延長を使い 約6mm前後前方に移動します.そのままですと大きなサイズ感の鼻になりますので,鼻翼基部ならびに鼻柱基部に肋軟骨を挿入して,全体を前方に移動させる予定としました.

    手術記録 鼻

    麻酔方法:全身麻酔(麻酔科専門医による)
    手術時間:198分
    出血量:15 ml
    術後経過:手術終了1時間後から,飲水をはじめる.問題なく摂取.疼痛は自制内で,腫脹も軽微.4時間後,バイタルに問題なく,術後出血も少量のため帰宅可とする.

    鼻の手術では,かならずリノメジャーを使用します.このことで移動方向の間違いが大きく減少します.
    手術前のレジストレーションです.
    肋軟骨による「タングイングルーブ」型の鼻中隔延長です.
    シールドグラフトののち,肋軟骨膜によるキャップグラフトを行っています.
    鼻翼基部ならびに鼻柱基部へは,ミルで粉砕した肋軟骨を注入します
    固定はすべて吸収糸で行っています.このことで長期の炎症反応が軽減されます.
    位置を確認して終了です.

    術後1週目,抜糸時の検診

    創部の引きつれや回復状況,左右非対称などをチェックします.

    とくに問題なく,腫れも限定的です.
    切開部の糸は抜糸します.

    術後6ヶ月目の検診

    自然な形態が得られています.

    中顔面の陥凹感がよく改善されています.
    鼻尖の丸みも,自然な形に整いました.ハンプもあまり目立ちません.
    くちびるに向かう流れが,自然なCカールとなりました.
    手術前後のCT画像です.鼻翼周辺の変化がよくわかります.
    無理のない鼻中隔延長のため,鼻柱の変形もほとんどありません.ナチュラルな綺麗さです.

    まとめ

    • 整鼻術症例の 診断 シミュレーション 手術計画 術後経過をまとめました
    • CTスキャンによる正確な診断と 専門医による手術で リスクは最小限に抑えることができます
    頬骨セットバック,眼窩縁けずり,アイホールボーン手術,鼻中隔延長
    輪郭4点(頬骨セットバック)とお鼻の複合手術です.詳細はこちらからご覧いただけます
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    周囲の方からは,「お痩せになった」としか言われないという自然さです
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    口もとの印象も変わりました.フェイスリフトなど行っていませんが,首もキレイです.

    費用

    鼻中隔延長,鼻尖形成,鼻翼基部増大術,全身麻酔,検査 合計 ¥1,570,000 (目隠しモニター価格)

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