頬骨セットバック オトガイVライン骨切り術
ご相談の内容をお聞きする
1)平面的な顔
2)張り出した頬
3)奥まって小さく見える目
4)アゴ先の後退感
5)口元の突出感
これらの改善希望で来院されました.これまで輪郭に関する手術は受けていませんが、上下の小臼歯4本の抜歯を伴う歯科矯正治療を受けています.


ドクターがお顔全体を拝見する
顔全体のプロポーションについては、オトガイの後退によって、相対的にゴボ口に見えますが、上顎前歯の位置は悪くありません。
中顔面は、頬骨が張り出し高いため平面的で大きく、間延びした印象です。さらにアイホール辺縁が盛り上がり奥目感が強い印象です。
アゴについては、オトガイが7mmほど後退し4mmほど下に長く、かつオトガイ幅もやや大きい状態でした。口が閉じにくいため、閉唇時にオトガイ筋の緊張(梅干しアゴ)を認めます。
3DCTを撮影し顔面骨の評価をする
顔面骨の手術ですので,CTスキャンなどレントゲン撮影は必須です.


手術計画を立てる
イメージの共有ができたら,実際の手術の計画を立てます.患者さんの皮膚・皮下脂肪の状態を織り込んだ上で,骨をどれくらい移動,削るのかを,割り出します.



インフォームドコンセント(輪郭)
手術は 口腔内切開・耳前部切開・目尻切開より頬骨・下顎骨にアプローチし 頬骨骨切り,下顎角からオトガイまでの下顎下縁切除 および下顎体部の外板切除を行う.下歯槽神経およびオトガイ神経は 愛護的に温存する.
骨切除後は ソフト凝固装置で十分な止血を行い 血腫予防のため吸引ドレーンを留置する(ドレーンは帰宅前に抜去する).創部はすべて吸収糸で縫合する.
リスクとして最も可能性の高いものは,オトガイ神経麻痺であり,一時的(数ヶ月)には約80%,後遺症としては約1%の頻度である.また,感染,血腫,後出血,創哆開,非対称などがあるが,頻度は1%前後である.
軟部組織の弛みはかならず生じるが,整容的に問題となる可能性は低いと思われる.弛みは脂肪吸引,高周波照射などで軽減が可能である.
手術記録 輪郭
麻酔方法:全身麻酔(麻酔科専門医による)
手術時間:257分
出血量:74 ml
術後経過:手術終了1時間後から,飲水をはじめる.問題なく摂取.疼痛は自制内で,腫脹も軽微.4時間後,バイタルに問題なく,術後出血も49mlのため帰宅可とする.

術後6ヶ月目の検診です
縫合創の治癒,腫脹の消退も問題なく,オトガイ神経麻痺も回復しました.形態的にもよい結果が得られました.




まとめ

アイホール削りの効果で(緑線)、目の縦幅が広がり大きく見える。

顔に深みがでて立体的となる(術前後の頬のホクロの位置の変化に注目)。

1ヶ月:全体のむくみはまだ残りますが軽快し、内出血も消失しました。
3ヶ月:頬から下顎全体の輪郭が整ってきました。まだ若干むくみがありますが、従来法とほぼ同様の経過です。
6ヶ月:完成、従来法とほぼ同様の経過です。
- 頬骨/エラ/オトガイ(輪郭4点)の症例の 診断 シミュレーション 手術計画 術後経過をまとめました
- CTスキャンによる正確な診断と 専門医による手術で リスクは最小限に抑えることができます
- 軟部組織(皮膚,脂肪)のたるみは,かならず生じますが,許容範囲内に収めることは可能です
費用
頬骨セットバック,エラオトガイVライン,全身麻酔,検査 合計 ¥2,585,000 (モニター価格)